ファイナルファンタジーⅩⅥ(FF16)は個人的に低評価で納得いかない出来。その理由をひたすら語りたい

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先日クリアまで到達した、ファイナルファンタジーⅩⅥ(FF16)

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長いインターバルをはさんでのナンバリングタイトル、私好みのダークなストーリーということで非常に期待していたんですが、はっきりいって失望しました。

ファイナルファンタジー16


もちろん面白かったという感想もあり賛否両論のようですが、私はまったく気に入らなかった。

我が心のRPGはFF4、往年のFFファンである私がなぜそう思ったのか、書き連ねていきたいと思います。

リップシンクが完全に英語のみ。日本人になじみのない英語も多数

海外でも知名度や売上の高いタイトルなのはわかるんですが、FF16のリップシンク(唇の動きと言葉をあわせること)は完全に英語仕様

すべての口の動きが英語に合わせてあるので、日本語音声だと永遠に吹替版洋画よろしく音と口の動きが合いません。


仮にも日本で生まれたファイナルファンタジーが、日本語の口の動きをしてくれないのは大変悲しい。

ちなみに、FF16の後にプレイした「ホグワーツ・レガシー(アメリカの会社が制作)」では、一部ムービーをのぞいてちゃんと口の動きと日本語を合わせてくれていました。

日本語ベースに作っているわけではもちろんなく、言語にあわせて口の動きを制御しているのでしょう。

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海外発のゲームですら日本語の口の動きをするのに、FF16ができてないというのは。。。

なお、プロデューサーの吉田氏によるとこの仕様は「作業量が多すぎてどうにもならなかった」とのこと。

「FFXVI」では口の動きを合わせる日本語のリップシンクが実装されていない。これについて本作のプロデューサーを務める吉田直樹氏が「ごめんなさい!」とコメント。日本語用のリップシンクを実装するための見積もりなども行なったものの、作業量が非常に多くなるため断念したということを明かした。
吉田直樹氏が「FFXVI」日本語リップシンクの未実装についてコメント – GAME Watch


他にも英語圏にフォーカスしているなと感じてしまう仕様が多数。

たとえば、敵を倒したときに「ENEMIES SLAIN」と表示されるんですが、SLAINなんていう単語日本人はほとんど知りませんよね。。。

プレイヤーが終始1人で魔法や武器の選択肢も少なく、自由度が低い

FF16で操作可能なのは主人公のクライヴ1人。

武器やアクセサリー、技や魔法などの付け替えができるのもクライヴのみです。


これだけでも戦略の自由度が非常に低いと評価するに十分ですが、さらには武器は剣のみで魔法も基本的に無し。

自由に入れ替えられるのは召喚獣とそこについている必殺技のみ。


いろんな武器や魔法を使ったり、強力な敵にいろいろな作戦を立てて立ち向かったり……といった自由度が今作にはほとんどありません。

FFの大きな楽しみの1つである育成がこの有り様なので、途中からはストーリーを進めるための作業ゲー化してきてしまった印象があります。

戦闘が単調すぎる

味方が一人しかいないのもあるんですが、FF16の戦闘は単調極まりない

ポチポチ攻撃、相手の攻撃が来たら防御か回避、メーター溜まったら必殺技を撃つ。たまにヤバくなったらアイテム使う。

最初から最後までそれだけでクリアできるし、選択肢がそもそも少ないので他にやれることも特にない。


ボス戦も演出は豪華だったりするものの、やってることは無心でポチポチボタン押すだけなのでイマイチ気持ちの盛り上がりに欠ける。

ストーリーが予定調和で面白みや意外性に欠ける。特に後半はひどい

FF16は、弟であるジョシュアがイフリートに殺されてしまい主人公クライヴが復讐を誓うシーンからはじまります。

ここだけ見ると謎ありストーリーありで面白そうに見えますが、正直言ってそれは最初だけでした。。。


内容への言及はなるべく避けますが、後半のストーリーは特に意外性もなく各地を訪れてボスと戦っていくだけ。

気になったのは最終的なキャラクターの生死くらいで、ストーリーの面白さはまったく感じられませんでした。

主人公の声が小さい。その割に戦闘中は人が変わるのも謎

主人公クライヴの声が低く小さめなので、声が聞き取りづらい。その割に戦闘中は「爆ぜろ!」「終わりだ!」と性格に合わない叫び声をあげるのもよくわからない。

そういう性格だといわれたらそうなんでしょうが、あの性格なら「フンッ!」とか掛け声を出すくらいでは?

ヒロイン・ジルの声が歳上すぎる

今作のヒロイン・ジルの声が、クライヴのお母さんか?というくらい歳上すぎるのも気になる。

声優を担当しているのは若い声も出せる潘めぐみさんなので、制作側の指示でこのような声になってるとは思うんですが。。。なぜそうしたのか。

性格的にキャピキャピした声やいわゆる”アニメ声”は似合わないにしろ、声だけ聞くと40〜50代なのでヒロインとしての魅力が減ってしまう。

せめてキャラクター通りの落ち着いた20代の声にしてほしかった。
(囚われていた時代に酷使されて喉が枯れた、とか裏設定でもあるんでしょうか?)

モブが全員喋るが、力入れるところはそこなの?

FF16では、私の知る限りモブキャラクターも全員フルボイスで喋ります。サブクエも含めて全部。

……が、それ必要?


余計なお世話は百も承知ですが、サブクエの音声でも削って前述の日本語リップシンクとかシステムをもっと練るとか他にも色々やることあるんじゃないだろうか。。。

ベアラーのとってつけたような差別描写がしつこい

FF16で被差別の身分として出てくるベアラー。

ストーリーやサブクエの随所でベアラー差別の演出が出てくるんですが、これがまあしつこい。

「信頼してたのに、お前ベアラーだったのか!」と差別心をむき出しにしたかと思えば、ちょっと村のために頑張ったら「ベアラーでも俺達の仲間だ!」と手のひら返したり。


そんなイチかゼロかで割り切れないのが人の感情だしそれを描いてほしいんですが、あまりそういったリアリティを感じない場面が多かったように思います。

サブクエがほぼ野盗かモンスター退治で、作業ゲーになる

クリア前に受注できるサブクエはほとんどやったんですが、そのほとんどが野盗かモンスター退治ばかり。

護衛、退治、必要なアイテムの周囲にモンスター出現、そんなものばかり。

基本的にただのお使いでストーリー性も薄いので、ただ「サブクエを残したくない」一心で作業をしていた印象しかありません。

FF17はどうなってしまうのか。。。

FF16のファンからしてみれば、あら捜しや揚げ足取りのように見えてしまったかもしれません。

ですが、上記はすべて往年のFFファンである私が実際に感じたこと。

FF7リメイクやオクトパストラベラー等々は楽しく遊べましたし、スクエニやFFにスキあらば文句をつけたいわけでもありません。FF16が本当に気に入らなかった。

もしかするとこの前にゲーム史に残る名作「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」をプレイしていたので、目が肥えていたのもあるかもしれませんが。。。

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いろいろ文句を言いましたが、なんだかんだFFシリーズが好きなのでFF17も買って遊ぶと思います。

ナンバリングタイトルがこの流れだと私の好みには合わない仕上がりかもしれませんが、面白いタイトルになっていることを期待せずにはいられません。

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